【お知らせ】廃棄物管理チェックリストを無料公開しました|社内で編集して使えるExcel

ISO14001

「EHSとISOのやさしい話」では、廃棄物・有価物の管理に使えるExcelチェックリストを無料公開しました。

きっかけは、以前公開した記事「2026年廃掃法改正とは?中小企業が確認したい廃棄物管理チェックリスト」の第6章「社内で確認したいチェックリスト」について、Excelで使える様式がほしいというご要望をいただいたことです。

自社から出るもの、引渡し先、契約書、許可証、保管場所などを整理し、日常の管理に活用していただけるように作成しました。

利用条件をご確認いただいたうえで、どなたでも無料でダウンロードできます。自社の業務に合わせた編集も可能です。

▶ 無料Excelのダウンロード掲載記事はこちら
リンク先の第6章「社内で確認したいチェックリスト」をご覧ください。

1. 読者のご要望から、社内で使える一覧表を作りました

廃棄物管理では、「自社から何が出ているか」に加えて、「誰に渡しているか」「契約書や許可証を確認できるか」「どこで保管しているか」などを把握することが大切です。

ただ、情報が複数の部署や担当者のファイルに分かれていると、確認や引継ぎに時間がかかることがあります。

今回のチェックリストでは、廃棄物・有価物の品目と業者の組合せごとに、必要な管理情報を横並びで記録できるようにしました。

まずは、自社で扱っている品目を一つ記入するところから始めていただければと思います。

2. Excel上で管理を続けることを重視しています

紙での回覧・承認を主な目的とした様式ではありません

今回の様式は、印刷した紙を社内で回覧し、チェックや承認印を集める運用を主な目的としていません。

Excel上で情報を更新し、必要な情報を確認できる状態を保つことを重視しています。そのため、チェックリストには承認欄を設けていません。

会社の規程などで承認が必要な場合は、社内で定めた方法に従ってください。

行や列を追加しやすいテーブル形式です

チェックリストと更新・改訂履歴には、Excelのテーブル機能を使用しています。

品目が増えたときに行を追加しやすく、業者や担当部署で絞り込んで確認することもできます。行を増やすたびに、罫線や書式を整える手間を減らすことも意図しています。

担当部署は「契約管理」と「保管管理」を分けています。会社の役割分担に合わせて、ほかの担当部署の列を追加していただいても構いません。

文字は折り返し表示にしています。長い文章が見切れる場合は、行の高さを調整してください。

課題への対応は、自社の順守義務管理につなげます

このチェックリストの役割は、廃棄物管理に必要な情報を一覧化することです。

確認の結果、許可内容を調べ直す必要がある、契約内容の確認が必要になったなどの課題が見つかることもあります。そうした課題や、その対応内容・担当者・対応期限は、自社の順守義務管理の仕組みで管理していただくことを想定しています。

順守義務管理とは、自社に適用される法令や約束事を把握し、守れているかを確認して、必要な対応を管理することです。

同じ課題を複数の表で管理することを避けるため、今回のチェックリストには「要確認事項・対応内容・担当者・対応期限」の専用欄を設けていません。

既存の法令管理台帳、順守評価記録、是正処置記録などに引き継ぎ、関連する記録番号や保存先を備考欄に残すと、情報をたどりやすくなります。

3. 収録しているシートと管理項目

Excelには、次の4つのシートがあります。

シート主な用途
表紙利用条件、制作者の考え、使い方の確認
チェックリスト廃棄物・有価物に関する管理情報の一覧化
更新・改訂履歴使用者による変更内容の記録
選択肢一覧プルダウンの選択項目の追加・削除・編集

チェックリストでは、主に次の情報を記録できます。

  • 廃棄物の種類、具体的な品名、管理区分
  • 業者名と、収集運搬・処分・買取などの役割
  • 契約書名、許可証名・番号、有効期限
  • 紙・電子などのマニフェストの種類
  • 保管場所
  • 業者の現場を最後に確認した日と、今後の確認計画
  • 災害時などの特別対応
  • 契約管理・保管管理の担当部署
  • 法改正の適用・施行時期に関する確認情報
  • 証拠となる資料の名称・保存先、備考

各列の上には、確認するときのポイントも記載しています。

廃棄物の種類の選択肢は、東京都環境局「産業廃棄物の種類」を参考にしています。ただし、選択肢を選ぶだけで法令上の分類が確定するものではありません。排出する業種や工程、物の性状なども確認してください。

有価物についても一覧に含めて管理できます。「売却しているから問題ない」と決めつけず、保管方法や引渡し先を確認する際にご活用ください。

4. 元記事の第6章からダウンロードできます

ファイルは、次の記事の第6章「社内で確認したいチェックリスト」に掲載しています。

▶ 2026年廃掃法改正とは?中小企業が確認したい廃棄物管理チェックリスト

ダウンロード後は、最初に「表紙」の利用条件と使い方をお読みください。そのうえで、自社の品目や業者、管理方法に合わせて入力してください。

契約書、許可証、マニフェスト等の原本や必要な記録は、それぞれ適切に保管してください。このExcelは、それらの代わりになるものではありません。

5. 無料で利用・編集できますが、利用条件があります

自社内での業務利用・編集は可能です

企業や団体の社内業務で、無料で使用できます。

情報の入力、社内での共有、行・列の追加、プルダウン項目の変更なども可能です。自社の実情に合わせて活用してください。

表紙は編集対象外です

表紙には、利用条件と制作者の考えを記載しているため、シート保護を設定しています。

保護解除用のパスワードは公開しておらず、表紙の保護を解除・変更しての利用は認めていません。

チェックリスト、更新・改訂履歴、選択肢一覧の3シートは編集できます。

再販売や有償コンサルティングへの利用は認めていません

本テンプレートの独自の文章・構成等の著作権は、EHS人(EHSとISOのやさしい話)に帰属します。引用・参照する公的資料等の権利は、各権利者に帰属します。

本テンプレート自体の商用利用は認めていません。例えば、次のような利用は禁止しています。

  • 原本または改変版の販売・再販売
  • 有料教材や有料商品の付属資料としての提供
  • 有償コンサルティングにおける提供資料・成果物としての利用

企業・団体が自社内の日常業務で使用し、そのために編集・加工することは、この禁止に含みません。

使用に伴う判断・対応は、使用者の責任でお願いします

本テンプレートは、自社のすべての法令への適合を保証するものではありません。

表紙に記載しているとおり、自社への適用、入力・編集内容の確認、および使用に伴う判断・対応は、使用者の責任で行ってください。

判断に迷う場合は、環境省や所管自治体などの最新情報を確認し、必要に応じて相談してください。

6. 使用を始める前の確認

  • 表紙の利用条件と使い方を読んだ
  • 自社の廃棄物と有価物を確認した
  • 品目・業者・保管場所などに応じて行を分けた
  • 契約管理・保管管理などの担当部署を確認した
  • 未確認と非該当を区別して記録した
  • 見つかった課題を、自社の順守義務管理に引き継ぐ方法を決めた
  • 最新版の保存場所と更新方法を決めた

すべての情報を一度にそろえる必要はありません。把握できている情報から整理し、不明な点は自社の管理の仕組みにつなげて確認を進めてください。

7. よくある質問

Q. 営利企業でも無料で使えますか?

はい。自社内の廃棄物管理業務に使用できます。禁止しているのは、本テンプレート自体の販売や、有償コンサルティングの資料・成果物としての利用などです。

Q. 担当部署や選択肢を増やしてもよいですか?

はい。表紙以外のシートは編集できます。自社の役割分担や取扱品目に合わせて追加してください。

Q. 印刷して使ってはいけないのでしょうか?

印刷自体を禁止するものではありません。ただし、Excel上で継続的に管理することを意図しており、紙での回覧・承認を前提としたレイアウトではありません。

Q. 確認で見つかった課題は、どこに記録すればよいですか?

自社の法令管理台帳、順守評価記録、是正処置記録などで管理してください。チェックリストの備考欄には、関連する記録番号や保存先を残す使い方を想定しています。

Q. 更新・改訂履歴の「確認者」は承認者ですか?

承認者ではありません。変更内容を確認した人を記録する欄です。承認が必要な場合は、社内規程などに従って対応してください。

8. 今後の様式作成について

今回は、読者の方からいただいたご要望をきっかけに、無料のチェックリストを作成しました。

使ってみて分かりにくかった点や、日常業務で困っていることがあれば、お問い合わせからお寄せください。今後の改善や記事作成の参考にさせていただきます。

今後、同様の様式作成や、詳しい記入例、機能追加などのご要望をいただいた場合は、内容や作成に必要な作業に応じて、有料販売なども検討する予定です。すべてのご要望に無料で対応することをお約束するものではありませんので、ご了承ください。

今回のExcelが、自社の廃棄物管理情報を整理するきっかけになれば幸いです。

▶ 無料Excelのダウンロード掲載記事はこちら
第6章「社内で確認したいチェックリスト」からダウンロードできます。

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